夏の暑さが和らいだと思ったら、朝晩の冷えにびびって急いで毛布を出したり出さなかったりする今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
遡る事数か月前、7月中旬のお話です。
日田市は猛暑日日数年間記録に並んだという恐怖の夏、家族で涼を求め、大分県が誇る人気の水族館【大分マリーンパレス水族館うみたまご】さんへお出かけしました。
大分で水族館といえば、多くの方がこの場所を思い浮かべるであろう定番の観光スポットです。
海の生き物を鑑賞するだけでなく、生き物との距離の近さに大人も子供も大興奮すること間違いなしの場所です。
今回はそんなうみたまごさんの魅力を、館内を巡った順番に写真と共に詳しくご紹介したいと思います。
別府湾に浮かぶ芸術 うみたまごさんとは

うみたまごさんの正式名称は、大分マリーンパレス水族館です。
住所は大分市ですが、別府の市街地からすぐの別府湾沿いにあるため、多くの方は「別府にある水族館」という感覚を持っているかもしれません。実際私も別府だと思っていましたテヘペロ。
お猿で有名な高崎山自然動物園さんと隣接しているため、同時に訪れて楽しむこともできます。
うみたまごさんの素晴らしい所は展示内容にあります。
ただ水槽を順路に沿って見ていくだけの水族館とは違い、「動物たちと同じ空間でのんびり過ごす」がコンセプトのあそびーちなど、一日回っても飽きない工夫がされています。
ただ!
今回は雨の中の訪問となり、あそびーち関連のイベントは中止だったり見合わせる結果となりました。まぁ次回のお楽しみという事で、今回は館内を中心に回りたいと思います。
入口で記念撮影、セイウチがお出迎え

館内に入ると、まず出迎えてくれたのはうみたまごさんの人気者、セイウチのビッグな人形でした。
意外とリアルな顔の造りで、娘が怖がらないか心配でしたが全く気にしていない様子でカメラにピース。
縦撮り画像を横向きに切り取った為セイウチの顔が映っていませんので、別途顔だけを貼っておきます。

なんか怖いよ…
御朱印ならぬ「魚朱印」


記念撮影したすぐそばにインフォメーションがあり、最近多くの水族館で人気を集めている「魚朱印(ぎょしゅいん)」の案内が目に入りました。
これは、神社の御朱印(ごしゅいん)のように、魚のイラストや名前がスタンプされた水族館オリジナルの記念符です。
御朱印については、神社関連の記事にて紹介していますので合わせてお読みください。
うみたまごさんの魚朱印は、福岡市にある水族館「マリンワールド海の中道」さんとコラボレーション企画を実施しているとのこと。
なんと、うみたまごさんでいただける魚朱印と、マリンワールドさんでいただける魚朱印を合わせると一枚の作品が完成するという、非常にユニークなものだそうです。
今後マリンワールドさんに行くこともあると思い、これはぜひ手に入れたいと店員さんに声をかけました。
が、残念ながら「マリンワールドさんの方はすでに売り切れて、今後も再発行の予定はない」との事。
片方だけではちょっと何か悲しいので、今回は購入を諦めることに。
また同じような企画が発表された際には、ぜひチャレンジしたいと思います。


魚朱印ガチャで頂いた分
淡水魚コーナーの魅力



さて順路を進み、まず現れたのは淡水魚コーナーです。
海水魚の華やかさとは違う、落ち着いた魅力があります。日本の河川に生息するヤマメやイワナ、そして巨大なコイなど、様々な淡水魚が展示されています。
私は山育ちという事もあってか、淡水魚がめちゃくちゃ大好きなのです。
ここにはいませんが、北海道の怪魚イトウや、真っ赤な目が特徴のアカメなどの珍しい魚も展示してくれたら嬉しいです。難しいでしょうが。
癒やしのチンアナゴ

次は、そのユニークな姿で人気のチンアナゴの水槽です。
白い砂の中で、にょろにょろゆらゆらしている姿は非常に可愛らしいです。
娘も、たくさんのチンアナゴが不思議な存在であり、興味深い生き物と思ったのか水槽の前でしばらく釘付けになっていました。
警戒するとすぐに砂の中に隠れてしまうとのことでしたが、人間に慣れているのかずっとにょろにょろゆらゆらしていました。

タチウオの神秘的な姿

続いて、暗い中タチウオが泳ぐ幻想的な水槽へ。
ライトアップに照らされて体が銀色に輝いていました。
”太刀”のような見た目から名づけられたその名前は、ダブルミーニングで”立ち”泳ぎするからという由来もあるとの事です。
ひれをゆらゆらさせて体位をキープする様は非常に神秘的で美しい光景でした。
普段は食卓で切り身として見ることの多い魚ですが、こうして生きて泳いでいる姿を見ることが出来るのは貴重だなと思いました。
圧巻、キラキラと舞うイワシの大群

館内の中間ほど、目の前に巨大な水槽が現れました。その中には数え切れないほどのイワシたちが、まるで一つの生き物のように渦を巻きながら泳ぐ、圧巻の光景を見ることができます。
一匹一匹の体が光を反射し、水槽全体がキラキラと輝いて見えます。
その光景は、まるで宇宙や流れ星といった地球という今この時空を超えたような錯覚を覚えるほどです。
自然の摂理は凄いと改めて感じました。

ちょっと一休み

少し歩き疲れた頃、気分を変えて休憩することにしました。
ちょうど良い場所に休憩スペースがあり、そこで販売されていたアイスクリームを食べることに。
通常のアイスクリームも販売していましたが、より目を引いた粒状の新感覚超クールアイスを購入しました。
口に入れるとめちゃくちゃ冷たくて、夏にはピッタリですが知覚過敏な私にはかなりクレイジーな仕様でした。二口食べてみましたが、二回とも歯の奥のしみが邪魔をして小悶絶してしまいました。味は美味しかったですけどね。
セイウチやトドの水槽

休憩を終えさらに進むと、巨大なセイウチやトドたちが暮らす大きな水槽が見えてきました。
コミカルなパフォーマンスが人気ですが、水中で見せる俊敏な動きは美しくもあり、少し怖いくらいです。自然の前では人間など無力。
大きなガラスのすぐ目の前までやってきてくれることもあり、その大きさを間近で体感することができます。
分厚い脂肪や立派なキバ、そして意外とつぶらな瞳など、じっくりと観察できました。
まとめ
今回は、大分で人気の水族館うみたまごさんを紹介しました。
入口での記念撮影から始まり、様々な海の生き物たちとの出会い、そして知覚過敏の恐ろしさまで、うみたまごさんにはただ魚を鑑賞するだけではない、たくさんの驚きと発見が詰まっています。
家族連れはもちろん、カップルや友達同士、誰と行っても間違いなく楽しめる、大分を代表するおすすめスポットですので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
きっと、忘れられない一日になるはずです。