※今回の記事は2024年7月の情報、写真を元に構成しています。
休日に「どこか子供を連れて一日楽しめる場所はないかな」と探す時間は、家族にとっての小さな冒険の始まりかもしれません。
そんな冒険の目的地として、昨年7月の話ですが福岡県久留米市にある【久留米市鳥類センター】さんを選びました。
鳥類センターという名前から、鳥たちが主役の施設なのかなぁーという想像はしていましたが、実際に訪れてみるとその魅力は鳥たちだけにとどまりませんでした。
多種多様な動物たちとの出会いはもちろん、すぐ隣には子供が大好きな遊園地も広がっています。
今回はそんな久留米市鳥類センターさん、そして隣接する遊園地で過ごした一日の様子を、写真と共にご紹介したいと思います。

施設の向かいには競技場や遊歩道があり往来も多い
久留米市鳥類センターさんとは ~都心からアクセスの良い自然の楽園~
久留米市鳥類センターさんは、福岡県久留米市の中心部、久留米市東櫛原町中央公園内にある動物園です。県内、県外からの市民や観光客に親しまれてきました。鳥類を中心に、哺乳類など様々な動物たちが暮らしています。
園内は緑豊かな木々に囲まれ、街中にありながらも自然を感じられる落ち着いた雰囲気です。
動物たちの鳴き声や木々のざわめきに耳を澄ませながら、のんびりと散策するのはとても心地よい時間でした。



入口までの残りメートルをアナウンスしてくれる可愛い看板
魅力的な鳥たちとの出会い ~写真で巡る園内探訪~

ゲートをくぐると、早速たくさんの動物たちが待ち構えているのが見えます。
順路に沿って歩みを進めると次々現れる個性豊かな鳥たちの姿に、娘だけでなく私も夢中になってしまいました。

今回は、特に印象に残った動物たちを写真と共に紹介します。


まず向かったのは、子供たちに大人気のペンギン舎です。
ガラス越しに見えるケープペンギンたちは、陸の上では短い足でよちよちと歩き、その姿が愛らしいです。かと思えば、水の中ではまるで鳥のように、力強くスイスイと泳ぎ回ります。
そのギャップもまたペンギンの魅力ですね。一羽一羽の動きを追いかけているだけで、あっという間に時間が過ぎていきました。

次に目に飛び込んできたのは、大きな池で優雅に過ごすペリカンです。
何といっても、その特徴的な大きなくちばしには圧倒されます。
見ている限りではほとんど動くことなく立っており、彼らが何を考えているのか、そのゆったりとした時間の中に身を置くと、日頃の喧騒を忘れさせてくれるような不思議な感覚になりました。

クジャクの家に来ました。
見ていると、すぐ目の前を美しいクジャクが悠々と横切っていく場面に遭遇できます。
エメラルドグリーンに輝く体と、長く引きずる飾り羽は、まさに「森の宝石」と呼ぶにふさわしい美しさ。
娘は最初、大きさや鳴き声に少し驚いた表情でしたがすぐにその綺麗さに目を輝かせていました。
運が良ければ、オスが大きく羽を広げる、あの有名なポーズを見ることができるかもしれません。

次に訪れたのは少し緊張感のあるエリア、ヒクイドリの家です。
黒く逞しい体に、鮮やかな青い首、そして頭には硬いトサカを持つその姿は、一度見たら忘れられないほどのインパクトがあります。
「世界一危険な鳥」とも言われるこのヒクイドリ、頑丈な柵越しに見学しましたが、その力強い脚や鋭い眼光からは、野生の厳しさと生命力を感じます。
時折、威嚇するように網を蹴る動作にかなり焦りました。

鳥類の中でも最大級の大きさを誇るというダチョウもいました。
長い首としなやかな脚、そして何よりその大きさに圧倒されます。
クリクリとした大きな瞳でこちらを見つめる表情は、どこかユーモラスで愛嬌があります。
柵の近くまで寄ってきてくれた時には、その大きさを改めて実感し、娘と二人で見上げてしまいました。
某ポカリスウェットのCMよろしく地面を力強く蹴って走る姿も見てみたくなります。

施設入口にあるダチョウの卵

鶴の家では、凛とした美しい立ち姿に見とれます。
すらりと伸びた首と脚、白と黒のコントラストが美しい羽。
その一つひとつの所作が優雅で、日本の伝統的な美しさを感じさせてくれます。
ただ、もしかしたらこの画像はタンチョウかもしれません。
どちらにしても、まぁ、ザ・日本!ですよね。
ちょっと一休み ~暑い日のアイスクリームは格別~
園内を半分ほど歩き回った頃、初夏の日差しも強くなり、火照った頬で少しぐずり始めた娘。ちょうど良い場所に休憩スペースと自動販売機があったので、少し休むことにしました。
アイスクリームの自動販売機があったので購入。
こういう場所で食べるアイスクリームは格別です。
ベンチに座り、娘が小さな口で一生懸命にアイスを頬張る姿を見ているとそれだけで幸せな気持ちになります。
冷たいアイスが火照った体を優しく冷やしてくれ、親子でのんびりとした時間を過ごしました。
このちょっとした休憩が、後半の園内散策へのエネルギーを充電してくれました。


可愛い動物たちとの出会い
久留米市鳥類センターさんには鳥類以外の動物たちもいます。
その中でも特に娘の興味を引いたのが、小さくて愛らしいお猿さんたちと、神秘的なフクロウでした。

リスザルなどの小さいお猿さんエリアは、常に賑やかで見ていて飽きません。
細い枝やロープの上を、信じられないほどのスピードとバランス感覚で駆け回ります。ちょこちょことした動きや、仲間同士でじゃれ合う姿は、見ていて本当に微笑ましいです。
娘もその素早い動きを、懸命に指で追いかけていました。
檻越しに目の前まで来てくれることもあり、その好奇心旺盛な瞳に親子で癒やされました。

薄暗い建物の中にいたのはメンフクロウ。
とても神秘的な雰囲気を漂わせていますがほとんど動かず、じっとこちらを見つめているその姿は、森の賢者といった風格です。
夜行性のため昼間は静かにしています。この日も日陰でじっとこちらを見ていたため、娘がバイバイと手を振って早々に立ち去りました。
隣の遊園地へ ~娘が夢中のキティちゃんの乗り物~
鳥類センターを一通り満喫した後は隣接している遊園地へと足を運びました。こちらは、昔ながらのレトロな雰囲気が魅力で、小さな子供たちにぴったりの遊園地です。
メリーゴーラウンドや動く乗り物など、小さな子供が安心して楽しめるアトラクションが揃っています。
その中で今回娘の目が釘付けになったものが、ピンク色の車体に可愛らしいリボンがついた、キティちゃんの乗り物です。

それを見つけた途端、「キティちゃん!キティちゃん!」と連呼。
早速乗り込むと、小さなハンドルを握りしめ、満面の笑みで運転手気分を満喫していました。
ゆっくりと動く乗り物から見える景色は、娘にとって特別なものだったに違いありません。
鳥類センターでたくさんの動物に会えた興奮と、大好きなキャラクターの乗り物に乗れた満足感で、娘はこの日一番の笑顔を見せてくれました。
動物園と遊園地がすぐ隣にあることで、一日で二つの楽しみを味わえるのは、子連れファミリーにとってありがたい事です。
赤ちゃん連れも安心!授乳室完備
小さな赤ちゃんや乳幼児を連れてお出かけする際、親として一番気になるのが授乳室やおむつ交換スペースの有無です。
事前に調べておかないと、いざという時に困ってしまいます。
久留米市鳥類センターさんは、園内にきちんと授乳室が用意されています。


赤ちゃんの急なミルクの時間やおむつ替えにも慌てずに対応できます。
授乳室内には椅子やおむつ交換台などが設置されており、プライベートな空間で落ち着いて赤ちゃんのお世話をすることができます。
こういう設備があると知っているだけで、心に余裕を持って一日をめいっぱい楽しむことができます。
ミルク用のお湯などが必要な場合は、念のため事前に確認するか、近くのスタッフの方に一度尋ねてみると良いかもしれません。
子育て世代へのこうした配慮は本当にありがたいです。
アクセス
詳しい情報は久留米市ホームページに記載されています。
久留米市ホームページへのリンク
URL:https://www.city.kurume.fukuoka.jp/1050kurashi/2060dourokasen/3040machizukuri/2020-0414-1322-98.html
まとめ



今回訪れた久留米市鳥類センターさんは、たくさんの鳥類や動物たちと間近で触れ合えるだけでなく、隣の遊園地で思いっきり遊ぶこともできる、まさに子供たちの楽園のような場所でした。
ペンギンの可愛らしい姿に癒やされ、クジャクの美しさに感動し、娘がアイスを頬張る姿に目を細め、最後は遊園地の乗り物で最高の笑顔を見る。
そんな風に、一日を通して様々な表情の子供の姿を見ることができたのは、親にとっても大きな喜びです。
良心的な価格でこれだけの内容を楽しめる施設はそう多くはないでしょう。
久留米市やその近郊にお住まいの方はもちろん、少し遠方からでも訪れる価値のある、素晴らしいスポットだと感じました。
また季節が変わった頃に、違う表情を見せる動物たちに会いに再訪したいと思います。
■住所
〒830-0003 福岡県久留米市東櫛原町1667 中央公園内
■営業時間
9時~17時(受付は16時30分まで)
プール営業期間中は18時まで(受付は17時30分まで)
■休園日
休園日 毎週 月曜日(ただし祝日の場合は翌日)
夏季プール営業期間中は休園日なし
年末年始12月29日~1月1日
■入場料金
・大人・高校生 350円
・中学生以下 無料
※2025年4月より利用料金等の変更がありました
■お問合せ
0942332895