はじめに
今回の目的
お世話になります、編集長のRです。
今回は日田市上津江町にある【上津江フィッシングパーク】さんへ、家族と共に遊びに行った際の事を記事にしていきたいと思う所存である。
正直、ずっと行きたかった思いがありつつ、タイミングという名の休みがなかなか取れずにいた。
そして今年も日田市は暑かった。非常に暑くて湿気とも戦う毎日だった。
日田市の暑さは全国トップクラス!
『年間猛暑日日数ランキング』歴代1位は今年群馬県桐生市が46日の歴代新記録を作るまでは日田市が1994年に記録した45日が1位。その次も日田市で1990年に記録した43日。
今年の正確な猛暑日日数は検索してもヒットしなかったが、例年に比べても猛暑が多く厳しい日々が続いたのは言うまでもない。
今回お伺いした時期はそろそろ涼しさも感じ始めた9月中旬。
娘も5歳になり、釣りというアクティビティを体験するにはいい機会かもしれないと、この度家族4人でお邪魔したというのがいきさつである。
場所
上津江フィッシングパークの魅力
魅力はもちろん”釣り”なのは間違いないが、釣った魚で食事も楽しめる上、隣接する施設では宿泊やバーベキューも楽しむことができる。
日田市の山奥にあり、その先はすぐ熊本県に入る場所。
ツーリングやドライブコースとしても人気があり、自然を楽しみながらのんびりと運転できる。
市内から少々距離はあるものの、釣りに関してはほぼ手ぶらでOK。全て貸出してくれるからだ。
今回は日帰りでの釣り体験を執筆していこうと思う。
上津江フィッシングパークへ到着
入口にて
日田市内から4~50分ほどドライブして無事到着。
ここまでの分岐点には杖立温泉、鯛生金山、オートポリス等々、別方向へ誘う罠があるのでナビもしくは案内板を見ながら目指す事をオススメする。
三連休の中日という事もありお客さんは多めな印象。家族連れがほとんどだ。
釣りも宿泊も、まずはここで受付することになる…というか、釣りの受付だけならばここから少し離れた上流受付に向かう訳だが、総合受付になっているので分からない場合はまずここで説明を受けて各所へ向かうと間違いない。
外から受付へコンタクトできるが、中ではちょっとしたお土産も販売しているので覗いてみるのもよい。
受付の向かいにはトイレがあり、バリアフリートイレも設置されている。直接中には入っていないが、乳幼児のおむつ替え台もあるとの表示。小さいお子さん連れには嬉しい情報だ。
先程の総合受付から少し離れた上流受付へ。ここにも駐車場があるので車で向かう。
釣りのみを楽しむ場合はここで受付を済ませる。
上流受付の横にトイレはあるが、簡易的な様相を呈していた。
総合受付前で記念撮影。時間を見たらこれ、入る時じゃなくて帰る際の一枚だった。ママが疲れている様子が伺える。
釣り場の様子
渓谷の流水が澄み渡る上津江町
釣りをする場所は当然管理された場所となる。
プールみたいな釣り場ではなく、普通に川。超、川だ。
川を石や砂利で囲ってセクションを作り、まるで山間の渓流で釣りをしているかのような気分を味わえる。
セクションごとに1グループ(1家族)が振り当てられる。指定された場所以外での釣りは禁止となっているので注意。最初に説明があるので間違えることもないが。
最初にお店の方が指定の釣り場に「ニジマス」を放流してくれる。
その為「お魚いなーい!ぷんぷん!」ってことにはなりません。料金に魚放流分が入っています。
初めての生ニジマスに興味津々の娘
うまく釣られるんだぞという思いを込めて放流する係の方
ニジマスが放流される様子を見守る息子
ニジマス情報
ニジマスは1年中釣れる魚である。
春や秋が最も釣れやすいが冬場も活性が高くよく釣れる。
また曇りや雨でも問題なく釣れる為管理釣り場であれば日を選ばずに釣りを楽しむことが可能。
他人に話す際は英語での名称『レインボートラウト』というワードを絡めるとモテる。
(例:この前レインボートラウト釣りに行ったけど質問ある?)
釣りスタート
娘のチャレンジ
まずは娘が挑戦。当然初めての釣りなのだが、WANIMAよろしくやってみようの精神でチャレンジ。
途中息子による妨害があったものの根気強く浮きを見つめる。
子供連れの場合は川に落ちないよう注意も必要。
そして見事に初ニジマスをゲット!釣り上げる勇姿を見て欲しい。
手元にググッと来る引きの感じが釣りの醍醐味。暴れるニジマスのせいでなかなか持ち上がらず水面でしゃぶしゃぶすること数回、ようやく引き上げることに成功した。
ちなみにエサは、そのまま食べても美味しそうなイクラだ。このエサを数人分注文してそのままご飯にかけて昼食にすれば最高じゃね?という考えが頭をよぎったが、それ以上に釣ったニジマスを焼いてもらう方がもっともっと最高の思い出になるはずと考え直し、今回のイクラはエサとしての使用のみに留まらせた訳である。
ママのチャレンジ
続いてはママのチャレンジ。同じく釣りは初めてとの事。
真剣な表情でアタリを待つママ
そして見事ゲット!こちらの様子も動画にて捉えている。
ニジマスを受け取ろうとわちゃわちゃしている際に写ったスネ毛
ゲットした魚はみかんに入れるやつみたいなやつに入れて水に入れておく。鮮度を保ったまま釣りを再開できるのだ。
数匹釣れて喜ぶ娘
2時間の時間制限だったが、後半は頭のいい魚が残るのか食いつきが悪くなった。そこにいるのは見えているのにエサを食べないのだ。
そしてイクラはケチらずに3~5粒ほど釣り針に付け、針を魚に見えなくすると食いついた。
一度だけスタッフがサービスで、いつも魚にあげているエサを持って来てくれた。
何かを丸めた団子状のエサであり、これへの食いつきが尋常じゃない!養殖されているニジマスだから「あ!いつも食べているエサだ!ヒャッハー!」と思ったのか、釣り場に入れた瞬間そのエサめがけてむさぼり倒していた。
いや最初からこれを投入してくれや……と一瞬思ったが、いやいやこれをやってしまうと釣れすぎて楽しくないので、これでいいのである。我慢こそが釣り本来の姿。
いい感じの石をゲットしてニジマスと同じくらい喜ぶ娘
今回の釣果
今回は合計8匹釣れた。釣ったニジマスは1匹200円で焼いてくれる。今回は釣った8匹の内5匹を焼いてもらう事に。
この後の選択しとしては
①釣ったニジマスをそのまま持って帰る
②内臓を取ってもらい調理してもらう(これが別途200円)
③返却する(釣れなかった方にあげるらしい)
今回自分たちで釣ったばかりの新鮮なニジマスは②の工程を経て後ほど食事処で食す予定である。
料金は公式サイト参照。
料金表(公式サイトより)
https://kamitsue-fishing.jp/ryoukin.html
支払った金額の内訳
■清掃料 100円×2人 …200円
■ニジマス1kg(2時間) …3,300円
■貸し竿 100円×2本 …200円
■エサ代(イクラ)×2ケース …400円
■調理代 200円×5匹 …1,000円
合計:5,100円
今回4人で行った結果、2本借りた釣り竿は結局1本しか使わなかった。自分以外が釣れてもあたふたして何もできないので娘&ママが釣り役、自分が魚キャッチ役という感じで楽しめた。
また、エサは2セット頼む方が良いかもしれない。針に沢山イクラを付けて隠したほうが釣りやすいかなと思った。なので上記の竿を-1、エサを+1しても料金は変わらず楽しむことができる。それぞれのグループに合った釣り方で堪能して欲しいと思う。
お食事処【兵戸茶屋】
小民家風の内装
という事で釣ったニジマスを食すべく向かったのが、敷地内にあるお食事処【兵戸茶屋】さん。
落ち着いた雰囲気と木の温もりでとても癒される。
様々な魚の遊泳を見ることができる生け簀
窓からは自然の風景が広がり、心地よい風が吹き抜ける中お食事を楽しめる。山の空気はやはり格別。この後出てくる料理のいいスパイスになりそうな予感。
ガバーってね。袖広げてガババーーっていうね。
注文を待つ間もじっとはしてくれない子供たち。
飾ってある小物をバックにパシャリ。
メニュー
この日は夏のメニューとなっている様子。定休日はあるが一年を通して営業しているので冬になるとメニューも様変わりすると思われる。まぁ冬にそうめん食べないしね。
味わいのあるイラストと共に書かれた子供そうめんなるメニューも。今回は注文しなかったが真夏の暑い日なら子供たちも大喜びしそうな心遣いである。
ニジマス登場
本日のメインメニューであるニジマスが来た!
この泳いでいるようなクネッとした焼き方がまたいい。焼きたての香りも食欲をそそる。
ほぐしてみる。皮の下からふんわりした白身の登場。中身だけを食べるのも悪くないが、少々淡泊なので皮の絶妙な塩加減と共にかぶりつくのが醍醐味。
日田人なので鮎の塩焼きを食べる機会は多いが、ニジマスは初めての経験だ。しかし鮎に負けず劣らずの美味さ。自分たちが釣り上げたというのも美味しさに拍車をかける結果となった。
他のメニューも注文する
ニジマスとは別に食事メニューも注文。
ざるうどんとカルビ丼を頼んだが、こちらもお世辞抜きに美味かった。
カルビ丼(お吸い物・小鉢付き) 1,000円
ナスの天ぷらも付いてボリューミー
お吸い物はにゅうめん
ざるうどん(おにぎり・小鉢付き) 1,000円
小鹿田焼のお皿もうどんに彩を添える
まとめ
冬でも釣れるとはいえ、やはり夏の暑い時期に納涼として遊びに来るのがオススメである。
離れにはバーベキューや宿泊のできる施設もあるので大自然の中快適に過ごすことができる。
『釣り』という行為は昔からあるものの、市内のほとんどの場所では無断での釣り行為を禁止している。日田漁業協同組合にて遊漁券を購入すれば問題ないが、ちょっと釣りしたいなぁという場合のハードルは少し高い気がする。道具も揃えなければならない。
自然と戯れる、辛抱強く待つといった釣り本来の要素は子供たちの将来にとって必ずいい方向へ導いてくれるという思いもあり、今回お邪魔した上津江フィッシングパークさんには大変感謝している。
また来年の夏に絶対行きたいと思う。一年ぶりに訪問した時子供たちはどのような感想を抱くのかも気になる所だ。
少しだけ困ったこと
釣りの際、魚が釣り針を奥まで飲み込んでしまう事態が多発した。
指を突っ込んでも取れる様子が無く、その都度スタッフの方に手伝っていただきました。
スタッフの方は細長く曲がったペンチみたいな工具で手際よく針を抜いてくれました。
釣り初心者なのでこんな事もあるかなと思いつつ、少し気になる所ではあった。
もちろんスタッフさんの対応は素晴らしかったです。
さいごに
おまけ
オニヤンマを久々に見た。
娘がオニヤンマを捕まえて自慢気にしていた直後、オニヤンマに指を噛まれて悲鳴を上げながら泣きだすという事件が発生。
噛まれる様子は映っていないが、捕獲する様子を動画に収めたので貼っておく。
自然の中だとこういった機会にも恵まれるのが素晴らしいと思った。ではまた。
フォトギャラリー
■住所
〒877-0311 大分県日田市上津江町川原1656-92
■定休日
毎週水曜日(7月~8月の夏休み期間中除く)・年末年始
■お問い合わせ
0973-55-2003
公式サイト:上津江フィッシングパーク
https://kamitsue-fishing.jp/index.html