浄水型ウォーターサーバー クリクラ【putio】について
クリクラの概要
『クリクラ』はウォーターサーバーの会社です。
個人向け、事業所向けにサーバーレンタルや水ボトルの配送を行い、配達員がボトルの配達や機器の設置・回収などをすることで安心&安全な飲用水をお届けするのが目的となっています。
ウォーターサーバーは高さ1メートル前後の床設置タイプのものから、4~50センチほどの卓上型など用途に合わせたサイズがあります。
さらに新鮮な水が詰まったボトルを配送するタイプ、水道水を入れて浄水するタイプなど、これもまた用途やライフスタイルによって選ぶことができます。
クリクラ【putio】について
今回はクリクラが取り扱う製品の中でも高さが41.5センチの卓上型、水道水を入れて浄水した水やお湯を使用できるタイプの浄水型ウォーターサーバー【putio】と契約させていただきましたので、決定に至るまでの苦悩や推しポイント、逆に気になった点を解説していきますのでよろしくお願いします。
今回の記事について
なぜ筆者はputioを選んだのか。
そのメリット・デメリットをしっかりと伝えていきますので今後ウォーターサーバー、特に卓上型で検討している方がいましたらぜひ参考にしてください。
正直、散々調べたのに情報と違う部分等ありましたので隠すことなく、明け透けにこの製品を紹介していきたいと思います。
他者製品との比較検討
筆者が探しているのは”卓上型浄水ウォーターサーバー”
先ず始めに、自分が探しているのが『卓上型浄水ウォーターサーバー』という部分をはっきりしておきます。
そもそも、一般的にウォーターサーバーは
と様々なメリットがあります。
逆にデメリットは
・置くスペースが必要
・毎月ボトル料金 or レンタル代がかかる
・基本的にメンテナンスは自己で行うので手間が掛る
・宅配型の水の場合、設置するだけでも重くて苦労する(本体・ボトル共に)
と、メリットと同じくらいデメリットも感じてしまう訳でして。
そして個人的なお話をすると、約4年前にとある商業施設のエレベーター降り口で営業していたウォーターサーバー販売のお兄さんにキャッチされ、あれやこれやと話を聞いた結果『ウォーターサーバー、ええやん!』みたいなノリで即契約したのが、とある会社の高さ1メートル程のスタンダードなサーバーでした。
長らく愛用していましたが、「場所を取る!」「ボトル代ちょっと高い!」「そもそもボトル重くて(2本入り段ボール計24キロ)階段持って上がれない!」「メンテナンス自分でするのが面倒!」といった不満が少しづつ出てきた結果「じゃあコンパクトな卓上型で水道水を使える浄水型のウォーターサーバーに切り替えよう!」といった感じで今回の記事に繋がるわけでございます。
数多ある会社の中で最終候補に絞った3製品
ネットを駆使して最終候補に絞ったのはこの3製品のウォーターサーバーです。
■商品名:クリクラputio
今回契約したサーバーです。
その他検討した2製品は以下の通り。
■商品名:エブリィフレシャスmini
■商品名:Locca
スペック等の比較一覧
クリクラputio | エブリィフレシャスmini | Locca | |
色 | ホワイト | ホワイト/ブラック | ホワイト/ブラック |
料金/月(税込) | 3,440円 (あんしんサポート代 460円含む) | 3,300円 | 2,680円 |
重量(本体のみ) | 8.0kg | 8.3kg | 17.5kg |
サイズ | 幅:240mm 奥行:362mm 高さ:415mm | 幅:250mm 奥行:295mm 高さ:470mm | 幅:270mm 奥行:360mm 高さ:822mm |
温度設定 | 冷水:約5~10℃ ※ECOモード時:約14~20℃ 温水:約80~85℃ ※ECOモード時:約58~63℃ 再加熱時:約85~87℃ ★常温水あり | 冷水:約5~10℃ ※ECOモード時:約10~15℃ 温水:約80~85℃ ※ECOモード時:約70~75℃ | 冷水:約6℃ 温水:約85℃ |
容量 | 給水タンク:3.0L 冷水タンク:1.0L 温水タンク:1.0L | 貯水タンク:3.3L 冷水タンク:0.8L 温水タンク:0.9L | 浄水タンク:4.5L サブタンク:1.85L 冷水タンク:2.3L 温水タンク:1.35L |
ECOモード | 任意切り替え&夜間モード | 任意切り替え&夜間モード | 夜間モード(温水OFF) |
共通項目(良い点) | ・手入れが簡単(取り外し可能) ・カートリッジ定期無料交換(追加する場合料金発生あり) ・タンク内部のUV殺菌機能 ・チャイルドロック機能あり ・浄水・殺菌機能があるので赤ちゃんのミルクに最適 |
共通項目(注意点) | ・支払いがクレジット決済のみ ・上から注水するタイプなのでふたを開ける分の高さスペースが必要 ・解約金あり(2~5年未満の使用で) |
それぞれのメリット・デメリット
様々種類あるウォーターサーバーなので各社・各商品に良し悪しが出てきます。
個人的に調べつくしたこの3製品のメリット・デメリットを紹介していきます。
クリクラputio
画像参照URL:クリクラputio公式ホームページ
・毎年本体を無料交換してくれる(サポート代金に含まれている)
・常温水(浄水済)が出る
・他社乗り換えキャンペーンは無いが、契約するとアマゾンギフト1万円分プレゼント(期間限定だがほぼ常時キャンペーン中)
・ボタンではなくタッチ式で見た目もスタイリッシュ
・月額が3製品の中で一番高い
エブリィフレシャス
画像参照URL:エブリィフレシャス公式ホームページ
・ECOモード時でも赤ちゃん用ミルクを作る推奨温度(70℃以上)を保ってくれる
・他社からの乗り換えキャッシュバック(最大16,500円)あり
・3製品の中で本体奥行が最もコンパクト
・冷水・温水タンク容量が3製品で一番少ない
Locca
画像参照サイト:Locca公式ホームページ
・月額料金が3製品中最安
・タンクの容量が大きい
・初期費用が実質無料
(支払い500円だがアマギフ500円分貰える。期間限定だがほぼ常時キャンペーン中)
・他社からの乗り換えキャッシュバック(最大16,500円)あり
・3製品の中で重量が一番重い&高さがある
・5年間は使わないと解約金が発生する
※注 各製品『他社からの乗り換えキャッシュバック』は、現在契約中のサーバーを契約日数未満で解約した際の解約金を一部保証するサービスです。
なぜクリクラputioに決めたのか
冒頭でも話したように、最終的に自分はクリクラputioを選びました。
その際、重要視した部分は
①重量
②温水・冷水タンクの容量
③メンテナンス関係
の3つです。
個人的理由ではありますが、それぞれの部分について記載します。
①重量
契約したputioは8.0kg、エブリィフレシャスminiは8.3kg、Loccaは17.5kg。
この中だとLoccaが他社の倍近く重量があり、タンクに水が満杯まで入ると総重量約27.5㎏になります。
自分は三段ボックスの上に設置しようと思っているので(他製品も水を入れると10kg以上になるので板を敷いて対応するものの)Loccaは少し重量がありすぎて不安になりました。
②温水・冷水タンクの容量
タンク容量で言うと先程重さに不安と言ったLoccaがダントツに多く10L入る為、一日に何度も給水する必要がありません。
冷水タンクが2.3L、温水タンクが1.35Lとたっぷり入ります。
学生や祖父・祖母などもいるような家庭ならこの製品くらいの容量が欲しい所ですが、うちは自分と妻と娘(0歳)なので、タンク容量はそこまで必要ないといった感じです。
さらにputioは3製品で唯一【常温水(浄水済)】が使用できるというのも魅力的でした。
常温水は冷水・温水タンクからではなく給水タンクから直接浄水されて出てくるので、冷水・温水を消費することなくたくさん使用できます。
タンク容量が冷水1Lでも、あらかじめ浄水した水で氷を作っておけば夏場でもし冷水を使いすぎてしまった場合でも常温水と氷で代用できるかと。
自分はお酒も飲むのでそれ用に浄水した氷を準備しやすいのもGOOD。
③メンテナンス関係
各製品、基本的にタンクの清掃・メンテナンスは自己にて行います。
3製品どれもタンクを取り外して洗えます。
が!本体交換に関しては、putioは追加料金無く一年に一回の本体交換をしてもらえます!
他社の場合は基本的に本体交換自体に料金が発生する為、この点は非常に魅力的でした。
子供用のミルクを作る事が多いので、見えない場所であるタンク内部には少しだけ不安があります。
どの製品もUV殺菌があるので清潔を保つことはできますが、さらにそれを安心させてくれるサービスだと思います。
使用してみて良かった点 クリクラputio
毎年一回の本体交換(あんしんサポートパック)
③メンテナンス関係で記載した本体交換。
まだ使用後一年経過していない為交換はしていませんが安心感はあります。
半年に一度の浄水カートリッジ交換(あんしんサポートパック)
他製品も同じですが、浄水カートリッジは定期無料交換があります。
putioが届いた際は、半年後に交換するカートリッジが既に付属されていたのでサーバー本体に交換日を書いたシールを貼り、保存しています。
カートリッジの取り付け・取り外しも非常に簡単です。
常温が使える
②で記述した常温水も、使い勝手が非常にいいです。
今のところ氷を作ったり薬を飲む時に使用していますが年間通して様々な使用機会があるかなと思います。
メンテナンスが簡単
これも他製品と同じですが取り外して洗えるタンクでお手入れ&注水がラクラクです。
持つ部分はあるものの、本体から外すときは少し力が必要。
丸洗いできますが、外側の水分はしっかりとふき取ってから再設置しましょう。
軽い
水を満たした際の総重量は約13kg。
ただホームセンター等で売られている簡易的な三段ボックスだとそのまま乗せる場合に重量超過となるので、ある程度しっかりめの板を敷いてその上に本体を乗せています。
今回は上に敷いた板が思ったよりギリギリ幅だったので動かないように滑り止めで板を挟んでいます。
三段ボックスの正面から見て、板は三段ボックスの幅より長いものを敷いておけば、中央に負荷が掛かりにくくなります。
ちなみにこう、三段ボックスの長い方に乗せています。
見た目がスタイリッシュ
ボタンではなくタッチ式なのでおしゃれ。
色はホワイトのみですが全体的にスタイリッシュでどのシーンにも合いそうです。
気になった点
ここからは事前情報や、実際使用してみた際に気になった点を挙げていきます。
むしろこの部分が重要かと思っていますので参考にして欲しいです。
ファンの音が気になる
今回最大のポイントです。
卓上型ウォーターサーバーになると、どうしてもファンの音自体は大きくなりがちです。
以前まで使用していた背の高いサーバーの時はファンの音が皆無で気にしていなかったんですが、putioを設置してみるとほぼ常時ファンが回転しています。
その音が他のどの家電製品の運転音よりも大きく、「え、この音が常時続くと結構気になるんですけど」といったレベルで聞こえました。
不安になってサポートセンターに問い合わせた所、ファンはどうしても回転している時間が長いので気になりがちだと思うが、音量は基準値以下ではある。
ECOモードにすると音が抑えられるとの話だが、ミルクを作る際の推奨温度(70℃以上)に満たなくなるので使用は難しい旨を伝える。
やはりファンの音に関する問い合わせは結構あり、今後改善のポイントではありますとの回答。
契約前に様々なサイトで調べた際「ファンの音はほぼ気になりませんよ☆」みたいにレビューしてた人にちょっと話を聞いてみたいです。本当か、と。
ただ使用日数が経ち、慣れという形でファンの音がさほど気にならなくなってきました。
でも根本的な解決にはなっていない気がする…
クレジットカード決済のみ
以前契約してたサーバーは毎月口座からの引き落としでしたが、今回の3製品は全てクレジットカード決済のみ。
過去に何らかをやらかしてクレジットカード未所有の自分では契約できない為妻のクレジットカードで登録することに。
これも人によってはデメリットとなるかと思います。
タンク容量に若干の不安
「常温水と併用すれば大丈夫」とはいえ、やはり夏場になれば冷水は使用頻度が高く、さらに赤ちゃんのミルク用温水も今後使用量が増えていくかと思いますので少しばかりの不安はあります。
現在使用して2か月弱、今のところ容量に不満はありませんが、今後次第です。
お湯を出すときのボタン長押しが体感長い
お湯のセンサーを3秒間押す(触る)とロックが解除されて温水を出せます。
この3秒というのが体感結構長く感じまして、正直1秒、せめて2秒でもいいかなーとか思いました。
もちろん子供が勝手に触った際の安全設計なので検討した結果の最適秒数だと思いますが…ちょっと…長い…カモ…
注ぐ際の音が少し大きい
各種水を出す際に「ヴィーン」という音が同時にします。
静かな夜だと少し気になる大きさではありますが、まぁまぁ許容範囲かと思います。常時鳴ってるファンの音に比べればね…
感想
コンパクトで置く場所を選ばない設計
というわけで今回は私が契約した浄水型卓上ウォーターサーバー【クリクラputio】についてのレビューでした。
全部ひっくるめた感想としては『満足!』といった感じです。
先述の『ファンの音』と『長押しボタンの体感が長い』という部分が改善されれば『大!満!足!!!』に変わるかなと思います。
以前使用していたサーバー(ボトルタイプ)の時よりコスト面がかなり抑えられ(最大で半額以下)、気兼ねなく水を使用できます。
ウォーターサーバーは生活スタイルや重視するポイントによってさまざまな会社・機種から選択できるので今回のレビューが少しでも参考になれば幸いです。
各社、ウォーターサーバーのお試し設置とかあればなぁーなんて思いました。
実際お試し設置がある会社もあるんですが、今回の製品は無かったもので。
使用してみて気が付く部分など多々あるかと思いますが、皆さんもサーバーをお探しの場合はしっかりと下調べを済ませてから契約しましょう。
契約時期によっては特典があったりもします。
今回の契約ではAmazonギフトカード1万円分を頂きましたので子供のおむつと離乳食用の椅子を購入しました♪
日常生活に潤いを与えてくれるウォーターサーバー、オススメです。ではまた。
・お湯を沸かす必要がない(大抵カップ麺も作れるくらいの熱湯が出る)
・冷水をすぐに飲める
・ボトル型の場合は各地の名水を瞬時に温&冷で飲むことができる
・浄水型の場合は水道水を様々な温度で使用できる