はじめに
日田焼きそばとは
大分県日田市発祥のB級グルメ。
シャキシャキのもやしとしっかり焼き目を付けた麺のパリッとした食感が特徴。
市内に提供するお店も多く、ラーメン屋さんにはほぼ確実にメニューとして置いている。
全国的にも知名度の高い【想夫恋】が発祥店。
今回の記事
オッス、オラ過度カロリー!
今回の記事では地元、大分県日田市のB級グルメ『日田焼きそば』を自宅で作ってみたのでレシピや作り方を紹介していきます。
最近ではスーパーや通販で手作り用日田焼きそばがよく売られています。
ガチの日田焼きそばを作ろうと思ったら、麺やソースを別々に購入したりソースの調合したりと素人には絶対無理なので、今回は麺とソースがセットになった商品をスーパーで購入しました。
五木食品 日田風焼そば
パッケージ
という事で【五木食品】さんから発売されているこの『日田風焼そば』を作っていきます。
あくまでも日田風ですが、頑張って美味しく作りたいと思います。
あと、もっと細かく言うと『焼そば』というより『焼きそば』です。送り仮名の “き” が欲しい年代です。
五木食品さん情報
棒タイプのラーメンやそば、生麺タイプのうどんなど幅広い麺類を主に取り扱う。
スーパーの麺コーナーには多種多様な商品が並んでおり、国民の胃袋を満たしている。
本社は熊本県。
用意する具材
裏面を見ると具材が記載されています。
麺とソースは中に入っているので『もやし・豚肉・ねぎ』を購入しました。
裏面に記載されていない物として、後で出てくる『ラード・生卵・紅ショウガ』というワードも頭の片隅に置いててください。きっと重要な証拠になります。今回この3つは準備し忘れました…無くてもいいけどあると嬉しいです。
一言に『もやし・豚肉・ねぎ』と言ってもそれぞれに種類がありますので、日田焼きそば向けの物を用意します。
まずもやしですが、なるべく太くてシャキシャキしたものを選びます。
ナムルとかに使用される、頭の大きな『大豆もやし』だと火の通りが悪く、シャキシャキの食感も少し弱いので『緑豆もやし』を使用します。
次にねぎですが、焼き鳥のねぎまに使われるような太いネギではなく、細いねぎを使います。
太いねぎでも悪くはないんですが、日田焼きそばには細いねぎの方が合います。
そして豚肉は、少し厚みのある方がいいのでブロック肉を細切りや角切りにします。
ヒレやロースなどの脂身が少ない部位がオススメです。バラ肉だと薄くて油も多いので、肉のしっかりしたうま味を感じにくいかと思います。
バラ肉の油で麺をカリッと焼く…という作戦もありますが、筆者自身あまりあまりうまくいった試しがありません。
同梱されているこのソースが、味わい全ての命運を握っています…
調理開始
パッケージ記載の手順
裏面にはこう書かれています。
①フライパンを程よく焼き、ラードまたは食油を大さじ1杯程入れ、豚肉を軽く炒めます。
ここからは実際の焼きに入っていきます。
焼いていく
ここでもう一度先程の記載された手順をご覧ください。
正直この図順だと、①~③の間はずっと豚肉がフライパンの底で炙られている状況になります。
なので実際は豚肉のみを炒めた後に、『一旦豚肉を取り出して』麺を入れていきます。
豚肉から油が出ますので、まだラード(油)は引かなくていいかなと思います。
取り出した豚肉。ねぎはまだ加熱前
そしてラードを引いたフライパンで(今回は購入し忘れたので食用油を使用)麺を炒めながらその上にもやしを乗せて火を通していきます。
ラードを使用した方が、日田焼きそば独特のパリッとした麺により近づきます。
麺ともやしだけで、片面ずつしっかりと炒めながら焦げ目を付けます。
焦げ目が付き始めたら先程炒めた豚肉と生のねぎを入れて再び焼いていきます。
そういった手順で調理することで、全体に均等な焦げ目のついた美味しい日田焼きそばになるのではないかなと思います。
しっかり具材に焼き目を付けた後は、付属のソースを絡めたのち強めに火を通して完成です。ソースを入れてからはダラダラと炒めません。風味を損ねますので。味噌汁と一緒です。グツグツ煮込みすぎると風味を損ないます。
日田風焼きそば完成
実食
じゃん!
という訳で日田風焼きそば完成しました。
見た目にはお店で見る日田焼きそばより少し濃ゆそうな風貌を呈しています。
言っておきます。日田焼きそばにはコショー!絶対にコショーが合います!!
これは過去の記事でも言ってますので全員心に刻んでおいて下さい。
https://my-life-of-hita.com/soufuren-hita-yakisoba/
ちなみにGABANのコショーは結構辛めでスパイシーなので注意が必要です。
普通のコショーでも全然OK。
袋タイプの詰め替え用GABANコショーもありますが、上記画像のGABANは蓋が開かない使い捨ての入れ物なので注意して下さい。。
僕は100均でコショー専用の容器を購入してその中に詰め替え用GABAN粉末を挿入しいてます。毎日最高のスパイス日和です。
セリアさんの10穴スパイスボトル
てなわけで持ち上げ撮影。焼き具合は悪くないと思います。
もやしも炒めすぎずにシャキシャキを残せました。
同じくねぎもサッと火を通せばOKです。
味の感想としては濃ゆめのソースを絡めた結果、少し濃ゆめになりました(あたりまえ)
なのでもう少し、もやしやねぎを増やしてもいいかもしれません。味の評価としては92点です。
今回の豚肉を、ホルモンのような脂身多い肉に変更するのも個人的には好きですが、今回はこれがベストかなと思いました。
今回用意し忘れた物(重要)
■ラード(日田焼きそばの麺は基本ラードで炒めます)今回は調達を忘れてしまったので、日清キャノーラ油で代用しています。
■生卵(特に黄身があれば完成後に絶対乗せたい)
■紅ショウガ(日田焼きそばには紅ショウガっしょ!紅…ショウガっしょ!)
さいごに
↑色んな食材準備忘れてすいませんでした!!
ただ言えることは、こういった様々な地域のB級グルメとは誰かの努力で生産されています。
その味を手軽に、かつ本格的に家庭の食卓に届けたいという思いが生み出した商品だと思います。
高級ホテルでお金を支払い、確定された美味さの食物を摂取して今後の活力を得る、といったことも大切ですが、たまにはこうしてへたっぴながらも食材に向き合ってそれを食す…大切なことだと思います。
今回は五木食品さんの日田風焼そばをつくりましたが、今後も様々な日田焼きそばを調理してレビューしたいと思います。
家庭で作っても美味いんですよ!日田焼きそばってのは。ではまた。
・五木食品 日田風焼そば(二人前)
・もやし
・豚肉
・ねぎ
・ラード(あった方がよい)
・生卵(お好みで)
・紅ショウガ(お好みで)
・コショー(個人的には必須)